20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。
麦芽と酵母由来のパンのような香ばしさ、蜂蜜のようなコクを楽しめるしっとり芳醇なヘラードッペルボック
アルコール:8.0%
IBU(苦さの基準):
種類:ヘラードッペルボック
容量:355ml
生産地:東京都 豊島区目白
【ブルワリーより】
Cycad Brewingさんとのコラボビールでスタイルとしてはとても珍しいヘラードッペルボック。普通の色味が黒いドッペルボックも今ではあまり見かけない中で更に珍しい色味が明るいという意味のHellerがついたドッペルボックはこのような機会がないと作ろうとも思い立たなかったスタイルですが、Cycad Brewingの藤浦さんが提案してくれてコラボで挑戦する事になりました。
私(Shun)が尊敬する先輩ブルワーの1人である藤浦さんですが、2021年の1月末にInkhorn BrewingのTasting Roomを開業して間もなくというタイミングでコラボビール醸造をお願いしたところ快く引き受けてくれた時はとても感動しました。
今回Tasting Room側の周年という事で醸造開始前当時の事を思い返してもう一度一緒にビールを作りたいと申し出たところまた快く引き受けてくれ、更に今回は双方のブルワリーで仕込む事ができて改めてブルワリーとTasting Roomを開業出来て良かったなと思いました。
覚えている方がいるかわかりませんが、2021年の6月にJunibock(ユニボック)という名前でヘラーボック(またはマイボック…なのですがリリースがコロナ関係のせいで6月になったため6月を意味するユニを名前につけました)を藤浦さんの所で作らせてもらったのですが、そのストーリーを汲んで今回はさらに濃くしてヘラードッペルボックが面白いんじゃないかというお話をしていただき、こちら側のストーリーを理解して大事にしてくれてとても嬉しかったです。
ただ飲んだ事ないスタイルを作るっていう大変さに振り回されながら理解できないドイツ語をGoogle翻訳にかけて英語になおして読んだりしながらレシピを組んで2024年12月末に一緒にInkhorn Brewingで仕込む事ができました。
フローラルな蜂蜜や洋梨のようなフルーツ感に、少しトースターで表面を温めたような食パンのような甘いニュアンスをクリーンな発酵キャラクターと共に楽しめる仕上がり。しっかりと発酵しきっているので甘いわけではないのに甘いニュアンスがあるアルコール度数高めのラガースタイルですが、色んな文献を読んだり藤浦さんと話をする中でベッタリした甘さを残すのではなく甘い雰囲気のようなものが伝わるのが重要だという事で、そういう目指していた部分は達成できたように感じています。
Hops: Diamant, Hallertau Mittelfrüh