20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。
生姜の葉っぱと茎をアクセントに使用しオーツ麦をしっかり使用した程よいスパイシーさも感じられるジューシーな仕上がりのIPA
アルコール:7.0%
IBU(苦さの基準):
種類:ジューシーIPA
容量:350ml
生産地:日本 三重県伊勢市
【ブルワリーより】
このビールには普段は捨てられているであろう生姜の葉っぱを沢山つかいました。生姜の生育をチェックしに畑に行った際に、葉っぱにも生姜独特のスパイシーで清々しい香りがたっぷり含まれていることに気づきました。
調べてみると、生姜の葉っぱをお風呂に入れて生姜風呂として楽しむこともできるとのこと。
これはビールにも使えるに違いないと思いました。
仕込み当日はいつもよりもう少し早く起きて、まずは畑に。
生姜の葉っぱだけを沢山収穫しました。
大きなバケツに山盛りに集めた葉っぱはそれだけでもとても良い香りでした。
工場に持って帰って、洗浄、選別、葉と茎部分に分けて、それぞれ別々のタイミングで仕込みに使いました。
このビールにはオーツ麦も沢山使っています。
オーツ麦をビールに使うと、口当たりがとても柔らかく厚みがあるようなテクスチャーを感じるビールになります。
ですが、オーツ麦を使った仕込みは一筋縄ではいかないことも多く、それをクリアするために僕たちは収穫したての生姜の葉を使うことにしました(技術的なことはどこかでお会いした際にでも聞いてくださいね)。
この時点で仕込みはかなりエキサイティングな感じになっていて、僕たちもどんなビールになるんだろうとわくわくしていました。
残った茎部分は、葉と比べるとより生姜の風味に近く、香りも沢山あったので細かく刻んで麦汁とホップと一緒にケトルで煮込んでエキスを抽出しました。
生姜の葉っぱ由来のスパイシーさと、ホップの香りが複雑に絡み合って、たっぷりのホップでも飲み疲れないジューシーなIPAができあがりました。
普段は捨てられている(waste)葉っぱと、使い道のないような見捨てられた(waste)土地からでも、工夫次第ではこんなに芳醇なものができるんだなと、このビールを通してなにか考えるきっかけになってくれればいいなぁなんて思っています。いつもは気にも留めない一見無価値なものでも、組み合わせたり、使い所を変えたりすれば素敵なものに生まれ変わったりするかもしれませんね!
生姜を植えた畑は、近くに林があるので半日影になってしまう畑でした。位置的にも一番低い場所にあるので雨が降るとすこしぬかるむような畑なので、普段はさといもくらいしか作るのには向いていない畑ですが、少し畝立てして、水はけをよくすれば、半日影でも生姜は丈夫に育ってくれたので、ほとんど使い道のなかったような畑でも僕たちにとって価値ある畑になりました。
このビールと次のビールは兄弟ビール的な位置づけです。次回のリリースもお楽しみに〜。