20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。
国内ヘイジー草創期に誕生した伝説のビール!フルーティに寄り過ぎず、どんなシーンでも楽しめるヘイジーIPA
【飲んでみた感想】
オレンジやパッションフルーツなどのフルーティさを感じつつ、味の芯はしっかりビールで心地よい苦みがドライな後味を演出。どんなシーンでも楽しめる、国内ヘイジーのルーツとも言うべき一本です。
アルコール:6.5%
IBU(苦さの基準):29
種類:ヘイジーIPA
容量:330ml
生産地:日本 長野県下高井郡山ノ内町
【ブルワリーより】
この名前、THE FARMHOUSE のオープンに際して、
"玉村本店の清酒「縁喜」にちなみ、THE FARMHOSUE が、ぼくらにとって、多くの方との「縁」を「喜ぶ」「新たな」場所になってくれればということでこの名前にしました。"
ということだったのですが、6年前にも書いた通り、ぼくらとしては一番最初に NEW ENGLAND スタイルの IPA と名乗ったのが、こいつです。
このスタイル、当時、日本では同じ頃に、ごく少数のブルワリーが、はじめてつくり始めたくらいのタイミングでした。
今では、ニューイングランドスタイルの IPA も当たり前になり、日本にも、このスタイルを中心に人気を集めるブルワリーが次々と生まれました。
いろいろかわるんだなあと、改めて実感しています。
6.5%、IBU29。
「甘さ」と、「どろっとしたにごり」が、このスタイルの特徴だというイメージを持っている人も多いようなのですが、ぼくらがつくりたいのは、ちょっと違います。
このスタイルを始めた理由も、それまでのウェストコースト IPAにはない、このスタイルならではの香りとジューシーさに魅力を感じたから。
いつも書いていますが、ぼくらがつくりたいのは、あくまでも「自分たちが飲みたい食中酒」。
タピオカドリンクとかを楽しむ感じではなく、やはり食事と楽しんで欲しいのです。
今年はホップのつかいかたをあれこれ大きめの微調整。
オーツ麦や小麦等の副原料は一切使用せず、マリスオッター100%。
例年以上に、ちゃんとヘイジーな仕上がりですが、飲み口にもったりした感じはありません。
バレンシアオレンジとかを思わせる柑橘系の香りに、ちょっとネクタリンとかを連想させるトロピカルで甘やかなフルーティーさが加わった感じ。
みずみずしくジューシー。
甘やかでありながらも爽快で、度数を感じさせない柔らかな味わいは、食事との相性もいいと思いますし、何杯でもおかわりいただけるのではと思っています。
いつもこのスタイルのものをリリースするときには書くようにしていますが、ビールに甘みや、単体での飲み応えをお求めの方には、おすすめしません。