【12/19(金)予定・必ず合計「6本」以上になるようご注文下さい】伊勢角屋麦酒 カドラボ036(ISEKADOYA BEER KADOLABO 036)

11,810円(税込12,991円)

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20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。

伊勢角渾身のバレルエイジスタウトに、通常の5倍量のコーヒー豆を粉砕してバレルエイジスタウトでコールドブリューしたエスプレッソを加えた濃密さを楽しめる一本

※※注意※※
本ビールを含み、合計6本以上になるようご注文下さい(5本以下の数量でのご注文は申し訳ありませんがキャンセルとなります)
キャンセル時にメールやお電話でのご連絡は致しませんのでご注意ください。
倉庫受け取りでのお取り置き分への追加、過去オーダーとの同梱の方は全てのオーダー合計で6本以上になればOKです。
極めて流通量が少ないためおひとり様一本までとさせて頂きます。


アルコール:11.5%
IBU(苦さの基準):
種類:バレルエイジスタウト(w/エスプレッソ)
容量:750ml
生産地:日本 三重県伊勢市

【ブルワリーより】

KADOLABO 036 Under Pressureは素晴らしい品質のコーヒーを大量注入した濃厚なバーボンバレルエイジインペリアルスタウトだ。ビールをキャンパスに、コーヒーを最大限表現しようと試みた。京都 Direct Coffeeのオーナーバリスタであり、数々のコーヒーコンペティションで受賞を重ねる、スペシャリティコーヒーのトップランナーであるMAMEの日本初出店店舗 KURO MAMEの店長を務める西尾逸平氏の監修のもと製造した。

このビールは、先日、ISEKADOブランドでリリースしたBourbon Barrel Aged Shadowplay(以下 Shadowplay)をベースに、エスプレッソを注入したものである。
ShadowplayにもUnder Pressureにも同じMAMEが焙煎したゲイシャのコーヒーを使用している。ストロベリーやラズベリーのキャンディを思わせるフルーティな香りと爽やかなキレのよい酸味が特徴的なコーヒー豆だった。粉砕した直後の香りの広がりは素晴らしく、粉砕室に入るたびに笑みがこぼれるくらいだ。
ShadowplayとUnder Pressureでは同じコーヒー豆を使用しているが、使用した量と方法が異なる。Shadowplayは、このコーヒー豆を細かく粉砕したものを用い、ステンレスタンクの中で1~3年熟成のバーボンバレルエイジスタウトでコールドブリューしたものだ。従来 ISEKADOで取り組んできたコーヒービールは、コーヒー豆をそのままビールに漬け込むコールドブリュー法で行ってきたが、今回は粉砕し、しかも量を5倍近くも使用したため、体感で10倍を超えるコーヒーのキャラクターをビールに移しこむことに成功した。
とはいえ、あくまで冷温常圧抽出であり、臨界点がある。その濃度はたかが知れている。濃さの極地を目指し、Under Pressureは、このShadowplayをベースに、エスプレッソを1瓶あたり3杯分もの量を注入した。コーヒー豆の総使用量換算でいうと、従来のコーヒービールの16倍にも達する。
エスプレッソは、コーヒーをもっとも濃く抽出したものである。加圧抽出においては、コーヒー粉へのお湯の浸透、そしてコーヒーの成分のお湯への移行が促進されることで、常圧抽出に比べて、圧倒的に”濃い”コーヒーが得られる。
Under Pressureに使用するエスプレッソは西尾逸平氏に落としていただいた。使用した量は何と400ショット。繁盛店でも1日にこれほどの数のエスプレッソは出ないのではないか、と思うほどの量だ。連続稼働で約6時間半かけて、抽出した。出来上がったエスプレッソは、非常に濃厚で、コーヒー豆の特徴香のラズベリーやストロベリー、そして果実を連想させる爽やかな酸味に満ち溢れていた。

Shadowplayにエスプレッソを添加したのちのテイスティングでは、圧倒的な特徴香の発現に驚いた。そしてその濃度の高さをバレルエイジスタウトが受け止め、飲み口はなめらかだ。今まで体験したことのない不思議な液体が出来上がった。

テイスティングから、仕上げには少量の窒素も封入して仕上げることを決めた。コーヒーの酸味を、窒素が生み出すクリーミーなまろやかさでバランスするためだ。今回のコーヒー豆は収穫後に窒素充填し、嫌気性発酵されていたそうで、なんだか味のある話だ。

今回のコラボレーションを通して、コーヒーの考え方が、現代のアメリカンスタイルのビールの醸造と重なるところがあり、非常に面白く感じた。現代のアメリカンスタイルのビールをけん引しているのはもちろんHazy IPAだ。ビールというキャンパスの上に、いかにホップの魅力的なキャラクターを表現するか、ということに重きが置かれている。良い品質のホップを調達し、そのキャラクターを活かせるよう、麦汁や発酵のデザインをして、ドライホップでホップの成分を抽出する。一方、コーヒーでは、良い品質の豆を調達し、その魅力を引き出せるよう、焙煎・抽出を行うそうだ。
エスプレッソの加圧抽出という方法は、コーヒーの成分を常圧よりも濃く引き出す。その分、雑味も出やすいわけだから、より豆選びと焙煎が重要になる。
同じようにビールでも、より濃く仕上げようとすれば、雑味の少ないホップを選び、そしてベースとなるビールのコントロールも求められる。
ドライホップにおいては、エスプレッソほどの圧力をかけることは、設備特性上困難であるが、ヘッドプレッシャーによって抽出度合いが、実は変化しているのかもしれない。これは次の宿題にしておこう。

最後にこの素晴らしいコラボレーションの機会を設けてくれた京都 pot 今井泰智氏に厚く御礼を申し上げる。ありがとう。

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