パシフィックブルーイング スピークイージー(Passific Brewing Speakeasy IPA)

720円(税込792円)

20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。

入手難易度が低い素材だけで美味しく仕上げた「まどろみIPA」

※現在は家庭でアルコール度数1%以上のビールを作ることは法律で禁止されています。
※いかなる理由があったとしても絶対禁止です。


アルコール7.0%
IBU(苦さの基準):
untappd:
種類:まどろみIPA
容量:350ml
生産地:日本 神奈川県茅ケ崎市

【ブルワリーより】

“半分夢の中の様な出来事を伝える会社“「まどろみ」とのコラボレーションビール。
シンプルな原料のみを用いて家庭で簡単に作れる?IPAを目指しました。
柑橘や青々しさのある香りで、バランスの感のある苦味が心地良い仕上がりになっています。


------memo-------


静岡県三島市に新しく誕生する「Speakeasy Bottle Shop」のオープンに合わせて作ったIPAがリリースとなります!

同店は“半分夢の中の様な出来事を伝える会社“の「まどろみ」によるもの。静岡県内のクラフトビールを始め多様なビールを取り揃える他、今後はそこに併設する形でホームブリューギアや原材料の販売を予定しています。

"ホームブリュー"とは"自家醸造"という意味、つまりで家庭でつくるビールというわけ。
あまり聞き慣れない方も多いかと思いますが、というのも日本ではアルコールが1%を超えるもの(つまりお酒)を家庭でつくることは法律で禁止されています。
その昔、各家庭ではドブロクなどの酒作りが当然行われていましたが、税収の構造や、酒造業者による希望もあり自家醸造は禁止に。
以来、100年以上この国では家庭で1%を超える酒類の醸造を行うことは禁止されています。

一方、日本以外のほとんどの国では自家醸造は合法。アメリカを初めとした欧米諸国では、ホームブリューの専門店もあり、麦芽やホップといった原料が簡単に手に入り自宅のガレージやキッチンなどでビール作りを楽しむ人もたくさんいます。
最初は趣味で始めた人も、周りの評判が良くなればその気になるもの。より深く醸造にのめりこみ気づけばプロブルワーに、なんてケースも星の数ほどあります。

僕自身も同じ問題に直面したことがありますが、日本でブルワーを目指すとなると、家庭でのビール作りが禁止されている以上、免許を有したつまり商業的にビール作りをするブルワリーに入社する必要があります。
運良く仕事が決まっても、レシピ開発を担当するには数年という月日が必要なケースもほとんどです。

酒作りとなると、そりゃそうだろと思う方も多いかもしれませんが、例えば料理の世界で言ったら家庭でフライパンを握ることは禁止されていて、未だに肉の1枚も焼いたことの無いような、そんな料理人が存在する世界と同じだと思ってもらえれば想像がつくでしょうか。

少々長くなりましが、今「まどろみ」がやろうとしている事はそんな日本のおかしな現状に一石を投じるということ。そんな部分に共感し、今回ビールを一緒につくることとなりました。

せっかくなのでテーマは、ホームブリューでも再現がしやすいようなビール。
原料である麦芽とホップはそれぞれ2種類ずつ、酵母はラフに温度管理ができる物を選びました。
仕込みの手順も至極シンプルに。プロの機材じゃないとできないようなことは極力減らしつつ、それによって起こるネガティブな要素は別の部分でカバーするといったように、「家庭で簡単にIPA!」を目指したビールになっています。
家でもこんなに美味しいビールができるんだ!という感動も味わって欲しいですし、逆にプロってやっぱすげーという気分になるのもまた僕らの狙いの一つでもあります。

仕上がりですが、アメリカンホップによる華やかで柑橘感のある香りが印象的で、はっきりとした苦味がありながらしっかりとバランスのとれた味わいとなっています。


“半分夢の中のような出来事”、もうすでに始まっているかも?


*現在は家庭でアルコール度数1%以上のビールを作ることは法律で禁止されています。

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